貝から出る汁を1度捨てる
レモンを絞って召し上がれ
よく「貝を焼くときの上下の向きってあるの?」という声を耳にしますが「貝の上下はありません」。わりと意外でしょ?
ホンビノス貝などの2枚貝は貝殻と貝殻が貝柱でつながっています。加熱することによって貝殻から貝柱が外れて口が開く仕組みですから、2枚の貝殻は同じ構造をしていますから「上下はない」ということになります。
どちらの面から加熱しても下の写真のように身が上の貝殻にくっつきます。
はじめ、貝の口はうっすら開きますが、そこでひっくり返してはいけません。まだまだ口が開きます。待ちましょう。貝殻から貝柱がはがれるまで焼きましょう。あまりにも口が開かないなと思ったら、貝殻をコンコンと叩いてみてください。
貝から出るお汁だからもったいない、ですよね?最初に出るお汁はホンビノス貝が身の中にため込んでいた海水ですから、一度捨てましょう。ここで出たお汁を捨てなくても美味しくいただけますが、海水なだけあって塩味が強くなってしまいます。
安心して下さい。反対側を加熱するときにまたお汁が出ますから、ここは勇気をもって一度お汁を捨てましょう。
反対側を加熱すると再度お汁が出ます。再度出たお汁はホンビノス貝が持っている美味しいエキスです。これは捨てない方がいいですね。
貝から出たお汁を沸騰させてからお召し上がり下さい。醤油をかけたくなるところですが、醤油はかけずにレモンをしぼって召し上がれ。ホンビノス貝の濃厚な風味がレモンの爽快感でさっぱりといただけます。
レモンをオススメしますが、ガーリックバターで濃厚な味付けもホンビノス貝には合いますよ!